BLOG 蔵田ブログ
川上節-1- 「ドラム演奏に挑戦」
会長の川上です。
社長の座を譲り、時間が出来た為、昨年4月から「50の手習い」ならぬ「喜寿の手習い」で、音楽の経験ゼロ
にも関わらず、ドラム演奏に挑戦しています。
甥が小学生の頃からドラムを習っており、上手に演奏する姿をずっと見ていて、「人に出来て自分に出来ない事はない!」と自信満々にスタートしました。
国から支給されたコロナ支援金で早速MYドラムセットを購入し、会社の休憩室に設置。
甥はリズムに乗り簡単そうに叩いていたのに、いざ始めると基本練習ですら思い通りに手足が動かず、自信過剰で始めたドラムでしたが奈落の底に突き落とされ一気に自信喪失へ。「反省はしても後悔はしない」がモットーですが、何度も挫折しかかりました。
しかし、当社の創業50周年パーティーで演奏したい。という強い思いと、音楽教室の先生を始め社員の応援もあり、仕事の邪魔にならないようにと土曜日の早朝6時から会社に出勤し、1人黙々と練習に取り組みました。
最初は爆音でしたが、それが騒音になり、雑音になり、音になり、音楽らしくなり始めました。
習い始めて半年後の昨年10月。曲演奏に取り組み始めました。
演奏曲は、若い頃のスターだった山口百恵(若い人は知らないと思いますが・・・)の「いい日旅立ち」この曲が叩きたいと最初から決めていました。
通っている音楽教室の発表会が3月19日にあり、ぜひ出演して下さい。と先生からの勧めがあり、そこでの披露を目標に励みました。
演奏曲の「いい日旅立ち」は、スローテンポのイメージがありましたが、ドラムではサビの部分や間奏が難しく、何度挑戦しても忘れる、間違えると、発表会前日と、当日の早朝練習でも間違えてばかりで自信のないまま発表会へ行きました。
会場に着くと先生から「練習は1人1分程度でサビのみにして下さい」と言われ、会場のドラムを叩きましたが、叩きやすかったものの、頭に血が上り演奏になりませんでした。
先生からは「他の人の演奏は見ないで、自分の出番までイメージを作って下さい。」と言われ、発表会が始まり、皆さん場慣れして素晴らしく、気後れしましたが、自分の楽譜に集中しました。
プログラムが進み、ついに出番が。
ドラムの前に座り、スティックで1.2.3.4とカウントを取ってスタートした途端に、なんと音楽がすんなり耳に
入り、もっとも苦手なパートも乗り切り、最後までスムーズに演奏が出来ました。
(実際は先生が私の演奏に合わせてピアノ伴奏して頂いたからだと思いますが・・・)
今までで一番の上出来です!!!
司会者も事前に先生から私の状態を聞いていたのか、「本番に強いですね」と。
先生も「川上さん完璧です。皆さんもう一度川上さんに拍手をお願いします!」と感激され、握手を求められました。家族も見に来ていましたので、何とか格好がつきました。
YouTubeでも発表会の様子を見る事ができたので、後日親戚や社員も見てくれ、驚いたコメントをくれました。(アーカイブが終わってしまったので皆様にお見せ出来ないのが残念です)
長い人生で初めての経験でしたが、1年間の練習が実り、関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいになった良い日でした。
次は「負けないで」に挑戦します。
「負けないで」を選曲した理由は・・・また次の機会に。