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川上節-3- ドラム発表会「負けないで!」に負けた散々の演奏でした。・・・・が!?

今年4月で満2年を迎えたドラム挑戦ですが、去る3月17日(日)に私にとって2回目の音楽教室の発表会が、アステールプラザ多目的ホールで開催されました。

昨年のライブハウスとは違い、ホールでの演奏です。観客としては行ったことが有りますが、演奏者としては初めてです。

発表会前の最後のレッスンでは、先生から「川上さん完璧です」と褒めて頂きました。 しかし、私自身は納得できていない部分があり前日、当日の早朝も練習をして発表会に臨みました。

当日、舞台上での1分間のリハーサルでは、ドラムの前に座り、まず全体楽器の配置を確かめて、スティックでスネア(太鼓)からタム1,タム2,タム3叩きイメージが掴めました。しかし、バスドラ(足元にあり右足で踏む太鼓)のペダルを踏んだ際の手応え(ドンドンの音)が良く聞こえなく、次にハイハットシンバル(上下2枚付いて、左足で開けたり閉めたりパクパクさせるシンバル)をハーフオープン(2枚のシンバルを半分開けた状態)で叩くと、今まで聞いた事のない凄まじい音がして圧倒されてしまいました。

昨年の発表会での演奏曲「いい日旅立ち」は、ハーフオープンが無く、2枚のシンバルをずっと閉めた状態でしたので、叩いても「チッチチッチ」と大きな音がしません。
通常の練習時は、音楽教室では電気で消音されており、会社ではシンバルの打撃面に消音ゴムがセットされ音が抑えてありますので、消音処置がしていないオープンシンバルの音は初めてで、ピアノ伴奏の音が聞こえないほどの想定外の音に驚いてしまい、リハーサルが終了しました。

瞬く間に私の順番になり、頭の修正が出来ないまま舞台に上がりスタートしました。

スティックで「1・2・3」のタクトの後、最初からいきなりハーフオープンにして叩くので、シンバルの音が耳に大きく響き、伴奏もはっきり聞こえず、バスドラの手ごたえもなく、頭は混乱状態。楽譜と時々聞こえる微かなピアノの音を頼りに演奏しましたが、先生からの忠告「どんなに間違っても絶対止めないこと!」が頭によぎりました。
歌詞の1番から2番へ、2番から3番へのイントロ部分はそれぞれ違うのですが、切り替えが出来ず1番のイントロを演奏したところで、ほんの一瞬ですが止まりました。そこから何とか体勢を立て直して、決めのクラッシュシンバルの2回目を空振りするも、最後は何とかまとまりました。

私としては最悪の出来で「なぜ、実際の楽器の音をもう少し確認しなかったのか!」と後悔ばかりで、家族や知り合い、親友も来ており、残念な思いでした。

先生もショックが大きかったようで、「川島さん!!金曜日の練習では完璧でしたのに・・・」と私の名前を間違えるほどでした。

しかし、当日来てくれた人たちは「感激した。涙が出そうになった。」との感想を言ってくれ、娘が撮影した動画を、姪に送ったところ「オジちゃん凄い!」の感想が来ました。
知り合いのお客様にも恐る恐る送信しましたら「一生懸命さが伝わってきて、良かったですよ。」との感想を頂きました。

発表会後の最初のレッスンでは、先生から「バスドラも聞こえており、そもそも他の人は楽譜を分かっていないので、止まらず演奏したことが、良い結果になりました」と褒めて頂きました。

自分では不本意の結果で、「負けないで!」に負けてしまった散々の演奏でしたが、聞いて頂いた方には概ね好評のようで少し安心しました。
例えは正しくありませんが「災い転じて福と為す」でしょうか?

次の曲は「谷村新司の昴」や「EXILEのRising Sun」や「米津玄師のさよーならまたいつか!」を考えています。

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